起きぬけのだるさ、浅い眠り。
「睡眠の悩み」はどうしたら解消できる?
ライター 長谷川賢人
料理やファッションと同じく、
「眠り」にだってプロがいる。
「毎日、快適に眠れていますか?」と聞かれて、自信いっぱいにYESと答えられる……という方はどれほどいらっしゃるでしょうか。
寝付きが悪い、寝ているはずなのに疲れが取れない、起きると肩のこりや腰の痛みがある、寝具が自分に合っているのかわからない……睡眠に関する悩みは、人さまざまです。
毎日忙しいからこそ、
質の良い睡眠を取りたい。
試しに北欧、暮らしの道具店のスタッフの皆さんに「睡眠の悩み」を聞いてみると、出てくる、出てくる……。
そこで今回は、皆さんを代表してライフスタイルの異なるスタッフ3名の日頃の困り事をnishikawaの「スリープマスター」である杉原桃菜(すぎはら・ももな)が伺いました。
スリープマスターとは、睡眠科学や快眠につながる環境の整え方などの専門講習を受けた、nishikawaの中でも「眠りのプロフェッショナル」として活動する人のこと。杉原は、全国の店舗にいるスリープマスターの講習を受け持ったり、快眠セミナーに登壇したりするという、まさにプロ中のプロ、です。
知っているようで知らない「寝具選び」や「眠りの悩み」のこと、お答えします!
寝つきの悪さや、
身体の痛み……原因はどこ?
一人暮らしのスタッフ津田さんは、「起き抜けのだるさ」が悩み。特に、肩周りのすっきりしない感じがあるそう。
編集チームのマネージャーということもあって、日中はデスクにつきっきり。スマホを見る時間が長いせいか、余計に肩や首周りの疲れが気になるといいます。
スタッフ塩川さんは「フィットする寝具が見つからない」と弱り顔。夫と二人暮らしで、最近はネットで評判のマットレスを買ってみたものの……熟睡感はいまひとつ。自分一人だけの好みで寝具を揃えきれないだけに、何を、どう変えるべきか、困っている様子です。
子育て中のスタッフ望月さんは「眠りが浅い」とのこと。今はダブルベッドに家族3人で寝ている、という環境もあるかもしれませんが、掛け布団を奪い合ったり、寝返りを打ってぶつかられたり……そのせいか、「朝起きても顔が疲れている」苦しみを体感中。
まちまちなライフスタイルを送る3人。果たして改善策はあるのでしょうか。杉原より「全員が出来ること」と「それぞれに出来ること」に分けて、アドバイスをさせていただきました。
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