北欧、暮らしの道具店 羽毛布団特集 前編 北欧、暮らしの道具店 羽毛布団特集 前編

母は体力勝負!2人の働くママが、
羽毛布団に惚れ込んだきっかけ

ライター 長谷川賢人

好きなレシピで心を労うように、
「ベッドまわり」も手をかけてみよう。

眠りの時間が心地良ければ、人生の3分の1は心地良い。

人によって様々ですが、成人に必要な眠りの長さは6〜8時間といわれます。つまり、毎日のほぼ3分の1は「眠りも暮らし」なのです。

部屋のしつらえを自分好みにするように、お気に入りのレシピで心を労うように、もっと「ベッドまわり」にも手をかけてみよう。

今回は、肌寒さを覚え始めた今だから知りたい「羽毛布団」のこと。

「nishikawaで仕事をすると、みんな自ずとnishikawaの寝具を買ってしまうんです」

その良さを知るべく伺ってみると、2人のママ社員が、笑顔で僕らを出迎えてくれました。

妊娠中や授乳期も、
寝具が強い味方になってくれた。

(左)長谷川夏美 (右)春日一恵

お話を伺ったnishikawaの長谷川夏美と春日一恵は、共に大学を卒業後、nishikawaへ入社。

長谷川は2歳半の娘と夫の3人暮らし、羽毛布団歴は10年目。
春日は6歳の息子と、2歳の娘、夫の4人家族。入社1年目で寝具を全部替え、羽毛布団歴は15年目になりました。

愛用したダウンスリーパーを手にする春日。布団だけでなく、あらゆる寝具に助けられたといいます。

寝具を替えて助かったことを聞いてみると、妊娠中や授乳期といった、体に変化が表れるときを挙げてくれました。

長谷川:
「冬はお腹をあたためなくちゃいけないけど、身重なのに重たい布団を乗せるのはつらいですよね……。こういうときこそ、軽くてふわっとした羽毛布団が快適だなって実感しました。妊娠中こそ寝具に気をつけて!って、友だちにも話しています」

そして、授乳期間中は、どうしても眠りが浅くなるもの。だからこそ、すぐに寝付けて、短い時間でも質の良い睡眠が取れたことは、大きな支えになったといいます。

さらに、湿気を吸って放出する性能に優れた羽毛布団は、汗をかきやすい子どもにもぴったり。

長谷川のメモリアルブックにはエコー写真からの歩みが。「子どもは自分で寝具を選べないからこそ、気を遣ってあげたいですね」

春日:
「布団は、シンプルなデザインのものも増えました。多くの人に寄り添いやすくなったからこそ、本当に必要なものはなにか?を、眠りから考えてもらえたら嬉しいです。

羽毛布団の買い替え目安は、おおよそ10年です。だから、変えるきっかけって、自分からはなかなか生まれにくいものなんですね。でも、ふと立ち止まってみると、睡眠の悩みをそのままにしていることがあるかもしれません。良い寝具はその解決のお手伝いができるはずですから」

さらに、ふたりが体感した羽毛布団の大きな違い。それは、軽さと温かさの両立だったといいます。

長谷川:
「昔、よく使われていた綿布団が『重い=あたたかい』と思われていることもあって、今でも軽い布団に抵抗があるお客様もいます。たしかに最初は『こんなに軽くて大丈夫?』って思うんですけれど、羽毛布団は寝返りしやすく、体にフィットして、ずっとあたたかい。

私は冷え性でなかなか寝付けなくて、電気あんかが必需品だったんですけど、今ではそれも使わなくなりましたね」

母は体力勝負。良い寝具で寝ることは、
自分が元気でいるためにできること。

春日は仕事柄もあって、ママ友から「眠り」について質問されるそう。

春日:
「今使っている寝具について聞いてみると、みなさん『なんとなく』で選んでいることが多いんです。でも、寝具との相性は本当に人それぞれ!健康のためにも、お店で必ず試してもらったりして、ぴったり合うものを選ぶように勧めていますね」

毎日21時〜22時くらいに寝て、5時半に起きる日々。春日も、“仕事をするママ”の忙しいサイクルで過ごすなか、肌触りや枕の高さなど、自分にあった寝具を使うことで、からだの負担の違いを感じることがよくあるといいます。

春日:
「子育てって、ほんとうに体力勝負ですよね!(笑)

だからこそ、自分が元気でいることが大事……とはいえ、毎日ジムへ行くことなんて、なかなか叶いません。夜にストレッチしたら良いほうだけれど、それもできないいまま寝ちゃうことも多い。マッサージチェアを買ったけど、そこに座る時間さえない!とか……。

そう考えると、最初こそ高価かもしれないけれど、良い寝具で、羽毛布団をかけて寝ると体が整うならいいなぁって、思うんです。寝るのは毎日誰でもすることですから」

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