睡眠で肩のこりを改善?
正しい「枕」の選びかた・使いかた。
ライター 長谷川賢人
その肩のこり、
もしかすると枕が原因かも。
前編の読み物では、スタッフ3人のお悩みを、nishikawaの眠りのプロフェッショナルである「スリープマスター」杉原桃菜(すぎはら・ももな)がお答えしました。続く今回は、杉原のアドバイスをもとに、スタッフ津田さんが初めての「オーダーメイド枕」にトライします。
スタッフからも悩みの声が多かった肩のこりや首の張り。枕を変えることが、改善の第一歩となるようです。
パソコンに向かう前傾姿勢、
首には知らずのダメージが……
編集チームのマネージャーであるスタッフ津田さん。仕事中の姿をのぞいてみると……パソコンに向かって、真剣に何かをチェックしている様子。でも、見ての通り、前傾姿勢が多いせいで、肩や首には疲れが溜まりやすいのです。
寝起きにその疲れを実感するものの、寝具選びは何から手をつけ、何を基準に選べばよいのかが分からないままでした。そんな時に、杉原のアドバイスを聞き、まずは枕から変えてみようと決心したそう。
それでは早速、お店へ行ってみましょう!
頭を乗せればOK……じゃない!?
枕の正しい使い方。
やってきたのは「&Free ねむりの相談所 有楽町マルイ店」。ここは、眠りの環境を整えるnishikawaの商品が手に取れるだけでなく、店舗にいるスリープマスターから、より良い眠りのためのアドバイスも受けられます。
そして、お目当てのオーダーメイド枕も、スリープマスターが寝心地を確かめながら調整してくれるのです。
肩や首に違和感のあるスタッフ津田さん、スリープマスター(今回は店舗担当者に代わって、杉原が担当しています)に悩みを訴えると、ここで杉原から一言。
「津田さん、そもそも枕の正しい使い方って、ご存知ですか?」
実は、好みの枕を選ぶときにも関係してくる話なのです。たとえば、こんなふうに寝ていませんか?
一見、ふつうのようですが、ここで注目したいのは「枕の位置」です。このまま、横から見てみると……。
首の後ろにすき間があり、首が浮いた状態になっています。つまり、体と後頭部を首だけで支えているような状態です。たしかに首が疲れそう……そう、これも、寝起きのときの体の不調につながっているのです。
正しい枕の当て方は、こんなふう。
枕のふちに肩をちゃんと当てることで、首と後頭部を枕全体でしっかり支えましょう。
ちなみに寝返りを打つ時は、肩を軸にして、枕の端まで頭を持っていくようにするといいそう。通常、枕は中央部がくぼんでいます。くぼんだところで横向きになると、またしても首の下にすき間ができてしまいます。
そこで、高めに設定されている枕の端側を使うことで、自然な寝姿勢を保ち、首の支えを維持できるそう。寝返りを打つことは快眠に欠かせないことですが、横向きの姿勢は盲点でした。
つまり、枕を新調するときに試すべきは、「枕の中央で仰向け」だけでなく「枕の端で横向き」ということになりますね。肩はぴたりと枕に付けて、横向きの寝心地こそ要注意、です。
2018年10月30日~に「北欧、暮らしの道具店」にて掲載
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