「睡眠について、nishikawaで学ぶ」vol.1 羽毛ふとん研究

大草直子 暮らしのESSENCE 「睡眠について、nishikawaで学ぶ」
vol.1 羽毛ふとん研究

今回は、メディア型ECサイト「STYLEVOICE.COM」に掲載された、睡眠に関する記事を紹介いたします。
ナビゲーターは“自分スタイル作り”のアイデアやヒントを女性たちに提案してくれる大草直子さん。
大草さんはSTYLEVOICE.COMの中で『暮らしのESSENSE』というエッセイを連載中。
その連載の取材で西川株式会社(または弊社または当社)のショールームへお越しいただきました。

大草私にとって、寝ることは癒しであり、パワーチャージであり。最高のエンターテイメントでもあります。そう、寝ることが大好きなの(笑)。20代、30代前半は、ベッドのクオリティに気を配る余裕もなく、パジャマや寝具なんて、もちろんファッションの次の次。でしたが、30代半ば、仕事が圧倒的に忙しくなり、小さな3人の子供たちには手がかかり。そうして、当然年齢からくる様々な不具合も出てくるようになって(泣)。

まずは、1回の家族旅行を我慢してベッドを新調し、そしてその年のコートを諦めて、寝具や枕を上質なものに替えました。

早く気づけば良かった(笑)。寝る環境を変えると、こ、こんなに違うの!? 入眠がスムーズになり、とにかく深くよく寝られる。ということは、その日のダメージやストレスや、疲れをリリースし、そして次の日のエナジーと前向きさを充電できる。クオリティの高い眠りを手に入れたら、私たちは最強。モチベーションやメンタルは高めに安定する! そう、「機嫌の良い私」を毎日手にできるのです。

私と同じ婦人世代も、少し上の先輩も。そして、まだまだ「寝ること」を真剣に考えていない20代、30代のお嬢さんたちにも、強くお伝えします。

寝ることに、今すぐ真剣になりましょう!

大草さんと一緒に
450年以上の歴史を持つ老舗「nishikawa」の東京オフィスへ!

日本人の睡眠時間は世界的にもかなり短いという報道をよく耳にします。質のいい睡眠は体の健康はもちろん、ポジティブなメンタルや肌や髪の美しさも欠かせないもの。「自分の眠りや寝具選びが正しいのか、確かめてみたい!」という大草さんとともに、寝具の老舗である「nishikawa」のショールームを訪ねました。

お迎えしたのは、羽毛ふとんのプロ 杉浦 真也(西川株式会社 東京商品グループ)と、スリープマスターの森 優奈(営業企画統括部 営業戦略グループ)。

人生の3分の1を占めるとされている睡眠時間の過ごし方はとっても重要。快適で上質な睡眠を取るためのアドバイスをさせていただきました!

今回は杉浦のお話をメインに「nishikawaの羽毛ふとん」についてご紹介。

左から、大草さん・杉浦・森。改めて知る睡眠や寝具の奥深さに話は盛り上がりました。

nishikawaの羽毛ふとんのこと詳しく教えて!

大草実は自宅でも、nishikawaさんの羽毛ふとんを愛用しています!軽いのにとっても温かいのはどうして?

杉浦羽毛は空気をたくさん含むことができるうえに、保温性や吸放湿性に優れています。軽量だけど羽毛が空気を含みふとんが膨らむことによって、体の熱がふとんの中で滞留して温かさをキープしてくれるんです。

大草羽毛ふとんもいろいろあって、お値段もピンキリですよね。何が違うんですか?

杉浦羽毛ふとんは、グース(ガチョウ)とダック(アヒル)の羽毛を使用していて、グースの羽毛の方が大きく、空気をたっぷり含み温かいため、高価とされています。寒さが厳しい地域で育った水鳥ほど、ふっくらと大きい高密度の羽毛を蓄えており、良質といわれています。

大草お手入れはどうすればいいですか?

杉浦月に1~2回程度、風通しの良い日陰に干せば十分です。強い日差しに干すと紫外線でふとんの生地が傷み、羽毛が出てしまう原因になる事があるんです。日に干す場合はカバーをつけたままで、日の弱い時間帯に干してください。数年に一回はふとん専用のクリーニングをするのが良いです。

大草ふとんの寿命はどのくらいなんでしょうか?

杉浦一般的に10年程と言われます。10年以上同じ羽毛ふとんを使用している場合は、リフォームをおすすめしています。nishikawaではお預かりする場合は、羽毛ふとんの中身を取り出して洗浄し、傷んだ羽毛を取り除き、新しい羽毛の補充を行っています。同時に、ふとん側を新品に張り替えるので、再び快適に使用していただけます。

大草ふとんのリフォーム、とっても素敵!お手入れをすれば本当に長く使えて、環境にも優しいですね。

nishikawaの羽毛の特徴は?

同じ重さ(0.5g)のダウンでも、
ふっくら感がこんなに違う!

大草nishikawaさんの羽毛ふとんの魅力だったり、他社との違いって、どんなところなんですか?

杉浦"羽毛の加工"にこだわっています。羽毛本来のチカラを引き出し、磨き上げています。通常の製造工程に加え、独自の"フレッシュアップ加工"という、羽毛に高温スチームをかけて、さらにふっくらとさせ、羽毛本来の力を最大限に引き出す加工を施しておりますので、同じ重さの羽毛でもふっくら感が全然違います。

大草こだわりのひと手間があるからこそ、nishikawaさんの羽毛ふとんは上質でふかふかなんですね!納得です。

超高級"アイダーダウン"の羽毛ふとんに大草さんも感激!

杉浦が目を閉じている大草さんの手のひらに乗せているのは、超高級なアイダーダウン。アイスランドに生息するアイダーダックの羽毛で、最高ランクの羽毛です。雛が巣立った後の不要になった巣から羽毛が集められており、年間を通してごくわずかな量しか採取ができないので、とても希少な羽毛とされています。国で保護鳥に指定されており、自然との共存を続けています。

杉浦大草さん、どちらの手のひらにアイダーダウンを載せてるかわかりますか?

大草え?え? なにも感じないけど…今、私の手にダウンが載ってるんですか!?でも…右手が温かい感じがする…、右かな?

杉浦正解です!この羽毛、まったく重さを感じないでしょう?

大草はい!全然。驚きです!

杉浦重さはないけど、熱をキープする力は高くて、大草さんと私の体温がこの羽毛の中に滞留して、温かさを感じるんです。

大草へー!すごい保温力!このアイダーダウンの羽毛ふとんはあるんですか?

杉浦もちろん、ございます!大草さん、どうぞ寝てみてください!

アイダーダウンの羽毛ふとんに包まれた大草さん。
お値段、なんと…約240万円!?

大草やわらか~い♡掛かってるかわからないくらい軽くて、寝返りしやすいし、足先まですぐに温かくなりますね♡あ~気持ちいい♡

杉浦こちらのふとんは眠りの質の良さを追求しているかたに非常に好評です。お値段はかなり高いのですが、それ以上の価値を感じてくださるかたも非常に多いんです。例えば、アスリートや看護師のかたなどですね。北欧の方では、こういった高級な羽毛ふとんを、リフォームしながら三世代で使い続けることもあるそうです。

大草まさに一生もの、それ以上の価値あるおふとんなんですね!

nishikawaダウンの可愛らしい"肩あて"

杉浦nishikawaダウンを使った、こんなグッズもあるんですよ!肩あてです。お部屋で過ごす時間にもお休みのときにも使っていただけます。

大草これ、可愛い!軽くてあったかいから、ちょっと肌寒いときに気軽に使えていいですね。スキンケアの一環としてデコルテまわりを温めるのにも最適かも。リンパの流れもよくなりそうですね!

杉浦ご家庭や睡眠時に快適に過ごしていただくための商品がnishikawaにはたくさんありますので、ぜひ試してみてくださいね!

nishikawaの羽毛に対するこだわりと、羽毛ふとんのリフォームのようなサスティナブルな使い方に、とても感動したという大草さん。次回は森が良質な睡眠についてのお話や枕選びについてお伝えします。はたして大草さんの睡眠はどのくらいのクオリティなのか!?

大草直子

大草直子

スタイリスト

大学卒業後、婦人画報社(現ハースト婦人画報社)に入社。
雑誌「ヴァンテーヌ」の編集に携わったのち、独立。
新聞、カタログを中心にスタイリング、エディトリアルをこなすかたわら、広告のディレクションやトークイベント出演、執筆業にも精力的に取り組む。

出典元はこちら(STYLEVOICE.COM)

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