西川チェーンって
どんな店？

東京・銀座にオープンした、寛ぎのオーダーメイド枕専門店。

西川がプロデュースする、オーダーメイド枕専門店「PILLOW STAND（ピロースタンド）」。今回は2018年9月10日にオープンした「PILLOW STAND 銀座店」を訪ねました。

場所は、東京メトロ銀座駅から徒歩約2分の商業施設「EXITMELSA（イグジットメルサ） 銀座店」の3階。1階からエスカレーターを上がっていくと、左向かいにお店があります。ベッドを3台置いても余裕たっぷりな、ゆとりのスペースを確保しています。

内装は落ち着いたホワイト＆グリーンを基調に、レンガや木目調のインテリアがナチュラルなリラックスムードを演出。屋外の喧騒とは打って変わって、ゆっくりと落ち着ける雰囲気です。

2タイプの形状と十数種類の素材を組み合わせ、理想的な枕を実現。

「PILLOW STAND 銀座店」では、専門店ならではの幅広いラインナップの中から、自分にぴったりの枕を手軽に作れるのが魅力。

ベースとなる枕の形状（側地）は最大14ヶ所3層式と4ヶ所1層式の2タイプからお選びいただきます。

そして、枕の中身となる素材は、十数種類を用意しています。

店頭にずらりと並ぶ素材の中から、お好きな感触のものを選ぶことができます。

綿やウレタン、パフ状のフワフワと柔らかなものから、ソフトな材質で作られた適度な弾力のパイプやビーズ、さらにそば殻や硬めのパイプ、ビーズまで。柔らかめ・普通・やや硬め・硬めと大きく4つに分類してはいるものの、一つひとつ触感が異なります。

また、硬さだけではなく、耐久性や吸湿性、通気性、放熱性など、素材ごとに機能性にも違いが。店員さんとよく相談しながら決めましょう。

首と後頭部の高さを測定します。

測った数値を目安に、大体の枕の高さを決めて、先ほど選んだ中身の素材を詰めます。

仕上げは、店内のベッドで実際に寝ながら。高さを微調整し、納得のゆくまで中身を調整します。

最短で30分もあれば、自分に合った枕を手に入れることが可能。ですが、実際には一人ひとりのカルテを作成しながら、睡眠のお悩みなどもお聞きしてゆくので、お時間は余裕をみておいたほうが良いかも。もちろん、購入後の再調整やメンテナンス対応も万全で、長く愛用できます。

オーダーメイド枕と相性バッチリなマットレスにも注目。

「PILLOW STAND 銀座店」ではオーダーメイド枕だけではなく、マットレスも販売。

せっかく作ったオーダーメイド枕も、硬すぎたり柔らかすぎたりする敷き布団と一緒に使っていては、力が十分に発揮されません。
そこでおすすめなのが、こうした体圧をバランスよく分散するマットレス。枕との相乗効果で、さらに質の高い、快適な眠りを実現するのです。
実際、自分に合った枕とマットレスが生み出す抜群の寝心地に驚き、合わせて買い求めるお客さまも少なくありません。

～西川チェーンの店にインタビュー～
『PILLOW STAND 銀座店』運営 『株式会社横山リビング』3代目 横山幸祐
栃木から東京へ、規模を広げながら寝具の価値を高めたい。

なぜ「PILLOW STAND 銀座店」を出店したのですか？

横山氏横山リビングの創業は1951年。祖父母が栃木県でふとん屋を始め、父が20代の時に継いで2代目になりました。
現在、栃木県那須塩原市の本店を中心に、県内に4つの支店を展開しています。その内の一つが「PILLOW STAND パセオ宇都宮店」なので、今回横山リビングとしては2店舗目の「PILLOW STAND」になります。
栃木県を拠点にしつつ、いつか都内にも出店したいという父の想いが実現した形です。

お客さまはどのような方が多いですか？

なぜオーダーメイド枕が求められているのでしょうか？

横山氏お客さまに伺うと、圧倒的なのは肩こりの苦痛から。肩こりがひどくて解消法を色々と調べている中で、オーダーメイド枕の存在を知ったという方が断トツですね。
あとは、寝つきが悪いとか、寝て起きても全然疲れが取れていないとか。身体の不調や不眠、質の悪い睡眠に悩み、その解決策の一つとしてオーダーメイド枕に行き着いたという声も多く聞かれます。

接客の際に心がけていることは何ですか？

横山氏お客さまの話をよく理解して、本来の原因を探ることです。枕を作りたいということは、多かれ少なかれ睡眠に対して不満や欲求があるということなので。
もちろん、お急ぎの場合は手早く済ませることも大切ですが、限られた時間の中でも、どういったことで悩まれているのか、どういったものを欲していらっしゃるのかをしっかりと伺い、本当に満足いただける、ぴったりの枕をご提供できるよう努めています。

お客さまの反応はいかがですか？

横山氏「この前作ってもらった枕のおかげでぐっすり眠れる」とご報告を受けたり、「もう手放せないから」と旅先にもご持参いただいているお話を伺ったり。そうした感謝のお言葉をいただくと、日々の仕事の励みになります。
「ここで作った枕が本当に良かったから」と、後日ご家族やご友人を連れて再来店いただくお客さまもいらっしゃって、本当に有難いです。そう言えば先日、オーストラリア出身の方が来店されて。英語ができるスタッフが対応して枕を作られたのですが、その方も後日、友人の方をご紹介してくださったのには驚きました。
ただ棚に並んだ商品を売って終わりではなく、商品を通してお客さまが抱えていた悩みを解決し、感謝していただける。それこそが寝具販売という仕事の大きなやりがいであり喜びだと、あらためて感じています。

今後の目標は何ですか？

横山氏枕を切り口にして、寝具の大切さ、睡眠の大切さを、広く訴求していきたいです。そして、お客さまの健康寿命を延ばし、地域全体が元気になるよう、少しでもお役に立てればと思っています。
今は枕とマットレスを中心に、少しだけ真綿ふとんを揃えています。あとは抱き枕やタオル、アロマがあるぐらいですが、寒い時期には羽毛布団も置けたら良いなと思いますし。オーダーメイド枕を主軸に、少しずつ商品アイテムも増やせたらいきたいと思っています。本当は、栃木にあるような寝具総合の専門店を近所に設けられるのが一番の理想ですが（笑）。夢は大きく、さらなる発展を目指していきたいと思います。