西川チェーンって
どんな店？

のびのび楽しい寝具選び体験を叶える「ごろ寝スペース」

店内に入ると、少し高台になったフローリングスペースが目に入ります。

何もない広々とした空間を確保することで、靴を脱いで上がり、色々な寝具を並べながらゆったりと過ごせるようになっています。ふとんを並べてごろごろと転がって寝心地の違いを実感することができます。

「気楽にちょっと上がってみようかなと思える絶妙な高さが、この14cmなんです。」
寝具は寝心地を試していただかないと良さがわからないという想いが詰まったこの高台で、実際に1時間以上ゆっくり試される方も多いようです。

じっくりと悩みを相談しながら作れるオーダーメイドピロー

枕にこだわる方がとても多くなってきたということで、オーダーメイドピローにも力を入れています。

いきなり作るのではなく、じっくり睡眠や肩こりなど身体の悩みを聞いたり、首の形を計測したりしながら理想の枕をお客さまと一緒に作り上げていきます。

枕の高さを調整したあとに実際の寝心地を確認。何度もミリ単位で調整を繰り返してくれます。

早くて30分から1時間ほどで枕は完成し、その日のうちに持って帰ることができます。
とても嬉しそうに枕を持って帰られる様子をみて、「あの人、良く寝られたかしら？？」とスタッフが心配して寝られなくなってしまうことも。親身になって眠りを支えていきたいという想いが詰まった枕です。

隠れ家的な本店。アンテナショップ的な駅前店。

本店は大通りに面していないどころか住宅街の中にポツンとあります。
「商売には不利な立地だと思っていました。でも、今はむしろここがちょうど良い。人目を気にせず、ゆっくりと商品を試せるとご好評いただいているんです。」
というように、隠れ家的な感覚でのんびりできる雰囲気になっています。

～西川チェーンの店にインタビュー～
『眠りの専門店きくち』菊地健也
お客さまの眠りの一番の理解者、最強のサポーターになるために。

創業はいつになりますか？

当店は、私の祖父が1951年に創業し、今年で67年目。初代の頃は店舗の裏が工房になっていて、そこで布団を製造して販売していました。しかし時代は変わり、父の代から西川チェーンの一員に。2000年には3代目として私が引き継ぎ、現在に至ります。

今の時代に寝具店に求められていることは？

今の世の中は睡眠ブームと言いますか、不眠に悩んでいる方や、そこまで深刻ではなくても、質の良い眠りを求める方が増えています。私はそういった方々を手助けすることこそ、これからのふとん屋の役目だと思っているんです。特に当店は、他のお店で寝具選びに失敗したと言って相談に来られるケースが多い。ちょっと疑心暗鬼になってらっしゃるお客さまをどうやって救うのか、プロの腕の見せ所です。

切実な悩みを抱えたお客さまにはそっと寄り添い、じっくりとお話を聞いた上で解決に導く商品をおすすめするのはもちろん、例えばただ「枕が欲しい」と来店されたお客さまに対しても、なぜ枕をお求めなのかきちんとお話を伺うようにしています。そうすることで、「それは枕ではなく敷布団が悪いのでは？」など、不調の真の原因が判明し、本当に必要な商品をおすすめすることができるんです。

接客する上で大切にしている事はありますか？

眠りの専門家としてどんな事に喜びを感じますか？

そう言えば以前、白衣を着たお医者が来店されたことがあったんです。どうもお使いの枕が合わないということで、オーダーメイド枕を作ることに。カルテを片手にお悩みなどヒアリングしている時には、普段とは逆の立場であることに若干緊張しましたが（笑）、寝具の専門家として自信を持って、色々とアドバイスさせていただきました。出来上がった枕も気に入っていただけて安心しましたね。

今後、どのような店にしていきたいですか？

今やふとん屋は、単に布団や枕といった“モノ”を販売するのではなく、それら寝具を通して上質な睡眠という“コト”を提供する場所。そんな思いで取り組んでいるので、今後はもっと店舗を増やしていきたいです！ というような思いはさらさらなく（笑）。地域に根差し、一人ひとりのお客さまとじっくり向き合い、信頼関係を築いていきたいと思っています。