理想の寝室環境

こどもの睡眠環境が 未来をつくる
こどもの健やかな成長を支える
大切な時間です。
学力や注意力、身体の発達を守るために、
安心できるふとんや
安全な寝室環境を整えることが
未来への第一歩です。

眠りのプロが教える 良質な睡眠環境

夜になると当たり前のように眠り、朝目を覚ます私たち。睡眠中、体内では様々なホルモンが分泌され、細胞を修復して疲労を回復したり、脳内の情報を整理しています。
大人にとっては心身のメンテナンス、こどもにとっては成長に欠かせない多様な役割ももっています。
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ふとんの中の理想の温度って何度なの?
「シンショウナイカンキョウ」って?
素肌にシャツを着ると、肌とシャツの間に空気の層ができますよね。それと同じように、身体と寝具の間にも小さな空間ができます。この空間の温度や湿度のことを専門的には「寝床内環境」といいます。「ネドコ ナイカンキョウ」ではなく、「シンショウナイカンキョウ」と読みます。季節を問わず寝床内環境が一定の温度をキープしていることは、快適な睡眠のための大切な条件です。日本睡眠科学研究所の研究によって、理想的な寝床内環境条件は、温度が33℃±1℃、湿度が50℃±5%(RH)であることがわかりました。 -
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季節に合った温度と湿度管理
温度が33℃±1℃、湿度が50℃±5%
理想的な寝床内環境の温度が33℃±1℃、湿度が50℃±5%を目指して、季節や室温に応じて掛けふとんや毛布などを使い分けましょう。下図のような組み合わせがおすすめです。 -
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成長ホルモンの分泌量を最大化する生活習慣
朝はできるだけ同じ時刻に起きて、朝日を浴び、夜眠る前は、ぬるめのお風呂でリラックス。
スマホやパソコンのブルーライトは避けてゆったり過ごしましょう。
規則正しい1日のサイクルが、睡眠の質を高めます。 -
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親子で整える“眠りのリズム”
生まれながらに身体に備わっている約24時間のリズムのことをサーカディアンリズム(概日リズム)と呼び、脳内に存在する視交叉上核で管理されています。これにより、私たちは夜になると眠り、朝には目覚めるというリズムを繰り返しています。ほとんどの人が24時間より少し長い周期をもつため、24時間周期の外界と時差が生じますが、このズレは、朝に光を浴びることでリセットされ、外界と同じ周期に調整されます。目覚めたらまずカーテンを開け、外の光を目に入れましょう。