2025.3.4 wed カテゴリ

赤ちゃんの寝かしつけ方とは?コツ・アイデア・注意点を紹介

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赤ちゃんを育てるにはさまざまなお世話が必要です。しかしその中でもとくに大変だと思われるのが「寝かしつけ」ではないでしょうか?赤ちゃんによってはなかなか眠ってくれなくて、お世話をしているパパやママが疲れてしまうこともあるでしょう。

しかしコツをつかめば、赤ちゃんは意外なほどすんなりと眠ってくれるものです。そこで今回の記事では、赤ちゃんの寝かしつけに役立つ方法をご紹介します。赤ちゃんをもっと上手に寝かしつけたいとお考えの方は、ぜひ参考にしてください。

赤ちゃんの寝かしつけとは?

赤ちゃんの寝かしつけとは、うまく睡眠をとれない赤ちゃんをサポートしてあげることです。赤ちゃんは浅い眠りである「レム睡眠」の割合が多いので[1]、音や衝撃などのちょっとした刺激で起きてしまうことがあります。

赤ちゃんの睡眠サイクルがまだ整っていないため、親が寝かしつけを行うことで睡眠リズムを安定させることが重要です。

必要性

寝かしつけが必要とされる理由は、赤ちゃんが必要な睡眠をとり、心身ともに健やかに成長できるようにするためです。睡眠をしっかりとることで、脳の発達、記憶の定着や学力、運動能力を向上させるだけでなく、ストレスや不安の軽減など成長にとってプラスにはたらきます。逆に、睡眠が足りないと、学業成績や幸福感および生活の質(QOL)が低下、将来の肥満リスクや抑うつ傾向が上昇するリスクがあります。

難しい理由

赤ちゃんのお世話の中でもとくに大変だと言われている寝かしつけ。難しいとされる理由は、赤ちゃんが途中で起きてしまって、パパママ自身の睡眠時間が妨げられてしまうためです。夜中でも授乳やおむつ交換が必要であることも原因のひとつでしょう。

赤ちゃんによってはずっと抱っこをしていなくては眠ってくれなかったり、やっと眠ったと思ってベッドに寝かせたらすぐに目を覚ましてしまったりすることもあります。つまり赤ちゃんが「思ったように眠ってくれなくて、すぐに起きてしまう」ことが大変さの理由です。

赤ちゃんの寝かしつけ方(コツ・アイデア)

赤ちゃんの寝かしつけに大変な思いをされているパパママは多いものです。しかしコツさえつかめば、あれほど大変だった寝かしつけがグッと楽になることもあります。

そこでぜひ試していただきたいコツとアイデアをご紹介していきます。寝かしつけに苦労されているなら、ぜひ今日から試してみてください。

規則的な生活リズム(オムツ交換・授乳など)

まずは規則的な生活リズムを作ることです。生まれたばかりのこどもは睡眠サイクルが整っていませんが、生活リズムができてくると、眠る時間に自然と寝てくれることも増えてきます。

たとえばお風呂に入ってミルクを飲ませて、その後にベッドに移動するようにしましょう。最初はぐずってしまうかもしれませんが、生活リズムが整ってくると「ベッドに移動する時間は眠る」という習慣が身につくはず。赤ちゃんに「眠る時間」を意識させることが、寝かしつけをラクにするコツです。

睡眠環境の整備

睡眠環境を整えてあげることも大切なポイントです。すっと眠りにつけるようにするには、「光」「音」「寝具」が整っている環境を用意してあげてください。

昼光色の照明を暗めに調整し、できるだけ騒音が聞こえない環境を整えることがベストです。そして通気性がよく、こどもの好きなデザインの寝具で寝かせるようにすれば、赤ちゃんも安心して眠れるようになるでしょう。赤ちゃん用の小さな布団セットは持ち運びが簡単で、どこでも眠れる環境を作りやすくなります。

環境は入眠の早さだけでなく、眠りの質にも影響を与えるものです。赤ちゃんだけでなく、パパママもリラックスできる環境を整えることで、寝かしつけがスムーズになります。

健康的な食事

意外と見落とされがちなポイントが食事です。赤ちゃんの成長はもちろん、寝かしつけのためにも健康的で眠りにつきやすくなる食事をこころがけてみてください。

キャベツ、白菜、レタス、ハムなどは、体内で「メラトニン」という安眠ホルモンの生成を助ける成分を含んでいます。離乳食を食べているこどもには積極的に食べさせましょう。また食事をしっかりと摂るとエネルギー源が増え、日中に活発に動けるようになるため眠りにつきやすくなる効果もあります[2]。赤ちゃんの寝かしつけには食事も大切であることを知っておいてください。

適度な運動・遊び(音楽・歌・手遊び・スキンシップなど)

日中にたっぷり遊ばせたり、適度な運動をさせたりすることも寝かしつけやすくするために効果的です。たとえば一緒に歌ったり、手遊びをしたり、スキンシップを取ったり。活動することでエネルギーを消費し、適度な疲労が眠りにつきやすい状態を作ります。

添い寝・抱っこ・うつ伏せなどの姿勢

どうしても赤ちゃんの寝かしつけがうまくいかない…と悩んだときに試していただきたいのが、いつもとは違う寝姿勢にすることです。

赤ちゃんによって眠りやすい姿勢は違います。いつもは仰向けに寝かせているのであれば抱っこをしてあげたり、パパママのお腹にうつ伏せ寝をさせてあげたりすると早く眠ってくれるかもしれません。さまざまな姿勢で試してみてください。

赤ちゃんを寝かしつける際の注意点

赤ちゃんを寝かしつける際の注意点のイメージ

それでは最後に、赤ちゃんを寝かしつけるときの注意点について見ていきましょう。

睡眠の時間

まずは睡眠時間についてです。寝かしつけが大変だと思われるパパママの中には、お昼寝の時間を省略したり早く起こしたりして、夜にぐっすり眠れるようにする方がいます。

しかしこどもの睡眠時間は脳や体の発達にとって必要なもの。1日に必要な睡眠時間は確保してあげるようにしてください。

3歳以降では昼寝をしなくなるこどももいます。しかし赤ちゃんにとって昼寝は大切な睡眠のひとつです。年齢・月齢ごとに必要な睡眠時間は確保できるようにしましょう。

ルーティーンの変更

寝かしつけをスムーズにするなら、ルーティーンを決めることが効果的です。しかしルーティーンによってパパママに負担がかかってしまっているなら、変更してみるのもよいでしょう。

現在のルーティーンで赤ちゃんがうまく寝られているのであれば、そのままで問題ありません。しかし「抱っこしていないと寝られない」という習慣がつくと、毎日赤ちゃんが眠るまで抱っこをし続ける必要が出てきます。パパママにとって負担となるルーティーンなら、少しずつ変更していくと寝かしつけがラクになるはずです。

発達段階による変化

赤ちゃんの寝かしつけ方は、発達段階により変化していくものです。赤ちゃんのころは抱っこが必要でも、言葉を理解するようになると絵本の読み聞かせで眠りやすくなる場合もあります。

こどもの成長は早いもの。年齢・月齢があがったら、「今の寝かしつけに効果的な方法は?」と考えることも忘れないようにしましょう。

デジタル機器の利用

デジタル機器を利用する寝かしつけは、逆効果になることもあることに注意が必要です。最近では、「赤ちゃんの眠りをうながす音楽」「こどもがリラックスできる動画」などが配信されていて、寝かしつけのために使っているパパママも多いかもしれません。しかしデジタル機器からはブルーライトと呼ばれる、覚醒作用のある光が発せられています。

ブルーライトを浴びると、睡眠に必要なホルモン「メラトニン」の分泌が減少するという研究結果が報告されています[3]。そのためデジタル機器で寝かしつけをする場合は、出来るだけ画面を観る時間を減らす工夫が必要です。例えば動画ではなく音楽を選んだり、タイマー機能を使って就寝後に自動的にオフになったりするように工夫しましょう。

布団のかけ方

最後の注意したいポイントは、赤ちゃんへの布団のかけ方についてです。赤ちゃんに布団がかかっていないと心配になって、ついかけ直してしまう…というパパママは多いでしょう。しかし布団をかけられるのが嫌いな赤ちゃんがいることも事実です。

布団を何度もかけ直すと、そのたびに赤ちゃんが目を覚ましてしまい、なかなか眠れなくなることがあります。

ただし風邪をひくのも心配でしょうから、何回も布団をはねのけてしまうようなら、スリーパーを上手に取り入れたり、エアコンなどで室温を調節して布団はかけないようにしたりするのもひとつの方法です。

まとめ

赤ちゃんのお世話の中でも、多くの方が特に大変だと感じるのが寝かしつけです。しかし、赤ちゃんの発達にとって重要な睡眠をしっかりと確保するためには、寝かしつけでスムーズに入眠させることが必要です。

生活リズムや食事、睡眠環境を整え、赤ちゃんが眠りやすい環境を作りましょう。それぞれの赤ちゃんにとって快適な眠りの環境を整えれば、寝かしつけもぐっと楽になるはずです。

[1]参照:健やか親子21:(PDF)未就学児の睡眠指針

[2]参照:e-ヘルスネット:快眠と生活習慣

[3]参照:JSTAGE:(PDF)住宅照明中のブルーライトが体内時計と睡眠覚醒に与える影響

この記事の著者
山本太郎(〇〇部)

〇〇〇〇年に〇〇〇〇大学〇〇〇部を卒業。説明テキストが入ります説明テキストが入ります説明テキストが入ります説明テキストが入ります説明テキストが入ります説明テキストが入ります説明テキストが入ります。説明テキストが入ります説明テキストが入ります説明テキストが入ります説明テキストが入ります説明テキストが入ります。