こどもの枕の選び方とは？必要性・役割・注意点も紹介

「こどもに枕って必要？」と悩むパパママは多いものです。実はこどもでも枕は必要で、枕を使うことによってさまざまなメリットが得られます。

しかしこどもの枕の選び方は、大人と同じではありません。選び方のポイントや注意点を知っておかなければ、枕の効果を最大限に引き出せないことも…。

こどもの枕はどのように選ぶべきでしょうか？枕の役割とともに見ていきましょう。

こどもが使用する枕の選び方

これからこども用の枕を準備したいと思われるなら、気になるのは「こども用枕の選び方」ではないでしょうか？こども用の枕は、大人用とは異なるポイントで選ぶことが重要です。それではこどもが使用する枕の選び方について見ていきましょう。

高さ

こども用の枕を選ぶときには、高さを調整できるものを選ぶのがおすすめです。こどもの成長は早く、すぐに体格が変わってしまいます。しかし高さ調整できる枕であれば、こどもの成長にあわせて自由に高さが変えられることが利点です。

ちょうどよい枕が見つからない場合は、タオルを折って高さを調整できる「タオル枕」もおすすめです。

大きさ

大きさもこどもの体にあわせたものを選ぶようにしてください。

こどもが寝返りを打ちやすい大きさであれば問題ありません。寝返りを打っても頭が落ちてしまわないよう、あたまが三つ分入るくらいの大きさが大体の目安です。

素材

素材は通気性がよく、蒸れにくいものを選びましょう。睡眠中のこどもはたくさん汗をかきます。大人よりも肌が敏感であることが多く、汗で肌荒れを起こしてしまうかもしれません。

そこでおすすめなのが、パイプが入ったものや、通気性を上げるように工夫されているものです。先にご紹介した、タオル枕も毎日洗濯できるので肌荒れを起こしにくい素材。汗が乾きやすく、蒸れにくい素材の枕を選んでください。

機能性

こども用の枕で特に重視すべき機能性は、高さの調整が可能であることです。中の素材を出し入れすることで、成長に応じた高さに調整できます。枕の中には、高さ調整シートが入っているものもあります。

デザイン性

選び方のポイントの最後はデザイン性です。こどもが好むデザインの枕を選んであげましょう。たとえば、好きなキャラクターや色が入ったものなどがおすすめです。

好きなデザインの枕なら、毎日、眠るのが楽しくなるかもしれません。こどもと一緒に買いに行って、好きなデザインのものを選ばせてあげるのもひとつの方法です。

こどもが枕を使用する際の注意点

こどもにも枕が必要であることについて説明してきました。しかし小さなこどもであれば、枕をうまく使えない場合もあるでしょう。安全に、快適に枕を使わせてあげるには、パパママのサポートが大切です。

適切にサポートしてあげられるように、こどもが枕を使用するときの注意点について知っておきましょう。

頭の乗せ方

まずは頭の乗せ方からです。枕を使ってこどもを寝かせるときには、首のS字カーブの隙間と布団との間を、埋めるようにして寝かせるようにしてください。

そもそも枕は首のカーブ部分を埋めて、頭を支えるためのものです。こどもを枕に寝かせた際、頭・首・肩がしっかり支えられているか確認しましょう。

呼吸の状態（窒息の防止）

こどもに枕を使わせるときに最も注意したいのは、呼吸の状態を確認して窒息を防ぐことです。自分で寝返りを打てない小さなこどもの場合はとくに注意しましょう。

うつぶせの状態で枕を使って寝ていると、鼻や口がふさがって、眠っている間に窒息してしまうことがあります。こどもを枕に寝かせるときは仰向けにするようにし、鼻や口がふさがらないよう、適度な硬さの枕を選ぶようにしてください。

成長に伴う高さ・大きさの調節

先に解説したように、こどもの枕は成長とともに高さや大きさを調整する必要があります。大人用の枕でも、体型の変化によって体にあわなくなることはあるものです。体の変化が大きいこどもであればなおさらでしょう。こどもの成長にあわせて、ちょうどよい高さ・大きさへと枕を調整してあげることが大切です。

定期的な洗濯・乾燥

続いての注意点は、定期的に枕を洗濯・乾燥させることです。睡眠中には汗を多くかくため、枕が不衛生になるとこどもの肌が荒れたり、カビやダニが発生しやすくなったりすることがあります。そのため枕は定期的に洗濯し、しっかりと乾燥させ、衛生的に使えるようにしましょう。清潔に保つことで、快適な睡眠環境が整います。

タオルを枕として使用する場合は、毎日でも洗濯が可能で手軽です。

既製品・オーダーメイドの選択

こどもの枕を選ぶときには、既製品を選ぶか、オーダーメイドを選ぶかも検討したいものです。オーダーメイドでは、こどもの体型や頭の高さに合った枕を作ることができます。しかし既製品であっても、5mm単位で高さを調整できる枕もあります。

価格は既製品のほうが安いことが多いですが、こどもの成長段階にあわせて微調整をしたい場合は、オーダーメイドで寝心地の良さを追求してあげてもよいでしょう。

まとめ

小さなこどもであっても、快適な睡眠のために枕は必要です。

枕の選び方や使用時の注意点をしっかり理解することで、こどもの健康的な成長をサポートできます。また、適切な枕を選ぶことで、眠りの質が向上し、日中の活動や学びにも良い影響を与えるでしょう。

既製品でもオーダーメイドでも、今回ご紹介した選び方のポイントを参考にしながら、こどもが快適に眠れる枕を選んであげましょう。