眠育とは

眠育とは

良い眠りが、
子どもの未来を育む

子どもたちが毎日ワクワク、
元気に過ごすためには、
きちんと「ねむること」が大切。

世界的に見ると日本は全体的に
睡眠時間が短くなっていて、
きちんと「ねむること」って
大人も子どもも意外と出来ていません。
子どもたちの成長のために、
一緒に考えていきませんか?

  • なぜ今、「眠育」が必要なのか

    子どもの睡眠が抱える
    現状と課題
    子どもの睡眠が抱える現状と課題のグラフ

    親から見た子どもの睡眠満足度

    親から見た子どもの睡眠満足度を調査すると、親目線でのお悩みが明らかになりました。全体でみると、『満足・計』が52.9%で『不満足・計』を上回る結果となりました。
    内訳では、「十分に満足」(16.6%)は2割弱にとどまっており、こどもの睡眠に不満を抱えている親が多くいることがわかります。
    学齢別でみると、『満足・計』は小学校高学年(65.0%)で最も高くなり、逆に中学生以降は学齢が上がるほど睡眠満足度が低くなる結果に。成長につれて子どもの睡眠についての悩みが深くなっていることがわかりました。

  • 子どもの健やかな眠りを
    支えるための基盤

    眠育の3つの柱

    眠育とは、適切な条件が整って初めて実現するものです。まずは、正しい知識を身につけることが重要です。そのためには、様々な情報から子どもの成長段階に合ったものを選びましょう。環境は子ども自身で選ぶことができないため、「暑くないかな?」、「寒くないかな?」と子どもの気持ちを考えながら、より健やかに眠れる寝具と寝室環境を整える工夫が必要です。子どもの成長と共に、睡眠にとって大切な要素も変化します。時にはアドバイスを元に実践を繰り返しながら、親子にとって快適なねむりを見つけ、大切な未来を睡眠から育んでいってほしいと考えています。

    眠育の3つの柱のイメージ
  • 眠りの研究所で
    先生に聞いてみました!

    東京医科大学 精神医科学分野
    志村先生がお答えします
    寝る子は育つってホントかな?
    • 質問①
      しっかり寝る子ほど
      学力アップ?

      睡眠をしっかり確保することが、記憶力の向上と学力UPに繋がります。幼少期に十分な睡眠時間を確保しないとその後のIQが下がってしまうこと、逆に睡眠時間をしっかりとることで、記憶力を司る脳の「海馬」が成長し、その体積も、睡眠時間の長い子供はより「大きい」ことが分かっています。
      子どもの時期からの質の高い睡眠を十分とることは、健やかな脳の発達を促進する上でとても重要です。

    • 質問②
      スポーツするなら
      いっぱい寝なきゃ?

      睡眠をしっかり確保すると、運動能力がUPします。十分な量と質の睡眠が、心肺機能や筋肉を使う能力の維持・向上に必須です。また、睡眠には、疲労回復だけでなく、筋肉を成長させたり、損傷を修復したりするはたらがあります。
      また、人間は睡眠中(特にレム睡眠時)に、「手続き記憶」と呼ばれる運動の仕方技能や動作の記憶を定着させています。運動能力を育てるためには、良い睡眠が必要不可欠です。

    • 質問③
      寝不足だと太る?

      人間は睡眠不足があると、食欲と代謝を司るホルモン(レプチンやグレリン)のバランスが崩れ、代謝の低下や食欲の増大が引き起こされま。さらに、子どもの場合、影響はその時だけにとどまらず、幼少期の慢性的な寝不足は、成人後の肥満も生じやすいことが知られています。

    • 質問④
      熟睡ができないと
      背が伸びない?

      体の成長には成長ホルモンが欠かせませんが、睡眠の質に問題があると(熟睡ができないと)その分泌が低下してしまいます。また、夜にたくさん光を浴びてしまったり、昼間に光が少なかったりすると、メラトニンというホルモンが低下してしまいます。メラトニンが少なくなりすぎると成長期が早く終了してしまい、十分背が伸びない可能性も。

    • 質問①
    • 質問②
    • 質問③
    • 質問④
    しっかり寝るにはどうしたら?
    • 質問①
      よく寝ないと損しちゃう?

      厚生労働省の「健康づくりのための睡眠ガイド 2023」では、小学生の推奨睡眠時間は、9~12時間となっています。睡眠をしっかりとることで、脳の発達、記憶の定着や学力、運動能力を向上させるだけでなく、ストレスや不安の軽減など成長にとってプラスにはたらきます。逆に、睡眠が足りないと、学業成績や幸福感および生活の質(QOL)が低下、将来の肥満リスクや抑うつ傾向が上昇するリスクがあります。

    • 質問②
      寝るときも姿勢が大事?

      人は真っ直ぐ立っている時、背骨はなだらかなS字を描いています。横になっている状態でこの姿勢を保つことが、自然で無理のない寝姿勢に繋がります。また、ほどよいクッション性で体を受け止め、バランスよく体圧を分散することも重要です。

    • 質問③
      一人で寝るといいの?

      良質な睡眠をしっかり確保するために、一人で心地よく眠れる環境を用意することが大切です。海外ではこどもの一人寝が推奨されていますが、日本では母子のベッドシェア率が高い実情があります。同じ寝床で眠ると、体動・寝返り、暑さ・寒さ、寝息やいびきで双方の眠りが浅くなる原因に。
      さらに、一人寝は睡眠の質の向上だけでなく、自立心をはぐくむことにもつながるという検証結果もあります。

    • 質問④
      成長に合うほうがいいよね?

      質の良い睡眠をとる環境づくりの一歩として、体がぐんぐん成長していく成長期には、その体の変化にフィットできる寝具を使うと良いでしょう。成長期の子ども達は、体重は約2倍、身長は約1.4倍にも成長します。また、大人よりもたくさん眠るため、睡眠中の寝姿勢をしっかり支えてあげることが大事。
      体の成長にあわせて必要な箇所を沈み込ませて体圧分散できる敷き寝具が理想的です。また、併せて首の頸椎ラインを保てるまくらを使うことも大切です。

    • 質問①
    • 質問②
    • 質問③
    • 質問④

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  • 環境を整える
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    どの世代にも共通した理想の
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