睡眠TOPICS

睡眠に関するトピックスを掲載。
「良い睡眠」のために役立つ情報が満載です。

睡眠を取り巻く社会・経済状況
睡眠と経営・経済

睡眠改善により15兆円の経済効果見込み

米国に本部を置く世界的シンクタンク「ランド研究所」によると、睡眠が十分にとれていないことに起因する「働き手が病気で減る」「仕事のパフォーマンスが落ちる」などといった影響が、GDP比で最も深刻とされたのは日本である。GDP比2.92%が、睡眠不足により損失されているとの結果になった。金額で言うと、影響の大きさは最大で年間1380億ドル、約15兆円にまで上ると試算されている。睡眠時間を削ってまで一生懸命働いているはずが、実は睡眠不足が大きな損失にもつながっているという皮肉な結果が垣間見える。十分な睡眠をとるだけで経済効果があるとすれば、これほど簡単なことはない。

出典:「Why Sleep Matters: Quantifying the Economic Costs of Insufficient Sleep」/RAND CORPORATION

睡眠市場拡大による経済効果

2016年現在の睡眠市場の市場規模は1兆2359億円である。この睡眠市場が今後拡大していくことによって、親和性のある周辺市場の理美容業界、スポーツ業界、旅行業界、介護業界、医療業界など、様々な業界へも経済効果が期待される。

理美容業界
市場規模 2兆1658億円※

美容と睡眠の関係性は深い。
寝ている間にお肌のターンオーバーが起こり、私たちのお肌は日に生まれ変わっている。質の高い眠りで身体を内側から健やかにできる、という考え方で、美容業界との取り組みも深まっていくことが予想される。

※2015年度 出典:矢野経済研究所

スポーツ業界
市場規模 1兆3964億円※

プロのアスリートから愛好者までコンディションづくりのための睡眠は不可欠。
その日の疲労をその日中に回復させるための快適な睡眠をサポートするグッズへの期待が集まっている。

※2016年(見込) 出典:矢野経済研究所

介護業界
市場規模 8兆9005億円※

年を取ると、体の全体的な機能が低下する。また、病気になって入院し、無事退院しても、以前と同じように生活するのが難しくなることもある。立ち上がったり、歩いたり、日常の動作が困難になったとき、それを補うのが介護寝具だ。
高齢化が進むにつれ、介護寝具の需要は高まるだろう。

※2014年度 出典:厚生労働省

医療業界
認知症を患っている方の中には、昼夜逆転の睡眠障害が現れることがある。
夜、なかなか寝付けない入眠障害や、眠りが浅くて何度も起きてしまう途中覚醒に悩んでいる方もいる。
気持ちよく眠るための生活リズムや住環境を整える必要があり、周辺分野の需要が見込まれている。

※2016年度 出典:厚生労働省

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